沓掛宗次
2018年3月26日
ヒートショックと断熱について(浴室編)
こんにちは!
桜が満開に近いところが多くなってきました。今年も花より団子の伊藤です!
桜が咲くころに急に冷え込むのを「花冷え」と言いますが、
みなさんはヒートショックという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
日本の家のほとんどは、部屋と部屋、部屋と廊下との間に温度差があります。
ヒートショックとは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことです。
例えば、冬に暖房の効いた部屋から一歩廊下に出ると、その急激な温度差から、血管は収縮して熱を逃がさないようにします。
ところが、お年寄りや高血圧の人は、急激な圧力に血管が耐えきれず切れてしまうことがあるのです。
寒いトイレや脱衣室で倒れたり、湯舟の中で「ヒートショック」をおこし溺死する事故が後をたたないのはこのためです。
日本人は、昔から湯船につかる入浴方法を好むためか、浴室・洗面脱衣所に暖房を設置するという感覚は希薄です。
「だって、お湯につかればあったかいんだから」という発想ですが、これは大変な間違いです。
上の表は、浴室・洗面所における暖房設備の有無(%表示)と、家の中での溺死者数(10万人に対して)を比較したものです。
その差は歴然としています。
これから高齢化社会を迎えたとき、今のままではこの傾向は強まるばかりだと思います。
とにかくヒートショックによる悲しい事故を防ぐには、家の中の温度差をなくす必要があります。
段差のバリアフリーはここ数年で大きく改善されてきていますが、こちらの方はまだまだと言えます。
これからは温度のバリアフリー「ヒートフリー」についても、真剣に考えていかないといけません。
「お風呂に暖房なんて贅沢だ!」というのは、もう違うのかもしれませんね。
このブログを書いた人
沓掛宗次

