モノづくりの本質を見つめ直す。福留社長と現場の最前線で働く若手社員の対談
モノづくりの本質を見つめ直す。福留社長と現場の最前線で働く若手社員の対談
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取材・執筆:有住 裕里 / 撮影:青野 寿都
編集:有住 裕里・青野 寿都
公開:2024年4月20日
Index
現場の最前線で働くスタッフの想い
会社の存在意義と原点回帰
問題が起きた時の判断軸は、『お客様にとっての最善を考える』

今回は、現場で施工管理を担当している榎本真梨子さんと福留社長に、ピースホームの現在と未来を語ってもらいました。
現場の最前線で働くスタッフの想い

―榎本さんは2020年4月入社とのことですが、入社の決め手になったのは何でしたか。
榎本
大学卒業まで山口県で暮らしていて、就職をきっかけに宮崎に来ました。ピースホームを知ったのは就職合同説明会。そのときに福留社長が会社の想いについて話をされ、お客さま・ピースホーム・社員・協力業者・地域の「五方よし」という考え方が素敵だなと思い入社を決めました。
―現在は、工務という部署で施工管理をされているとのことですが、どのような仕事ですか。
榎本
建築現場で大工さんや業者さんのスケジュール管理や資材の発注をしたり、施主さまからの要望を聞き大工さんたちに指示をしたりしています。建築の知識はゼロだったのですが、入社して現場を見学したときに、家造りの面白さに興味を持ち、自ら工務を希望しました。
―知識ゼロからのスタートは大変だったでしょう。
榎本
そうですね。建築用語や家がどのような手順で建つのかなど全く知らなかったので、失敗したり怒られたりとかなり辛かったですね。ひたすら学び、吸収する日々でした。

―社長から見て、榎本さんの仕事ぶりはいかがですか。
福留
建築現場は男性が中心。弊社でも施工管理を担当する女性は榎本さんだけです。しかも未経験ということで相当苦労したと思います。しかし、貪欲に知識を吸収しようと奮闘する姿を見て頼もしく感じていました。男性が見過ごしてしまったり行き届かなかったりすることに気づいて細やかに対応してくれるので、現場の環境も変わってきています。いろんな人とコミュニケーションを取るのが上手なので、今では安心して現場を任せられる存在です。
―榎本さんの成長に社長が太鼓判を押してくれています。
榎本
そう言っていただけるとうれしいです!

―仕事をする中で、印象に残っていることはありますか。
榎本
初めて担当した家が完成したときの感動は、今でも鮮明に思い出されます。お引き渡しのときに、ご家族の喜ぶ姿を見たりありがとうという言葉をもらったりすると、この仕事をやっていてよかったと思います。
福留
人に喜んでもらえるというのが、モノづくりの醍醐味ですよね。そのやりがいや面白さを私自身が経験したことが、ピースホームを設立したきっかけの一つでもありました。
会社の存在意義と原点回帰

―ピースホームをどんな会社にしたいという思いはありましたか。
福留
会社は、そこで働く社員や関わる業者さんたちが、経済的にも精神的にも豊かで幸せになるために存在するものだと思うんです。そのためには、お客さまから支持されなければならないですし、お客さまも幸せになってほしい。そのため、2002年の設立時には「家族がずっと笑って暮らせる住まいを造る」という理念が生まれました。2023年には、この理念を「Smile for Life. Making Good Community.」というビジョンとして、明確に掲げることとなりました。
―設立してから20年余りが経ち、変化はありますか。
福留
ここ数年は、内部施策に重点を置いていたこともあり、モノづくりの醍醐味を忘れかけてしまっていた気がします。その反省も生かし、「何のために家造りをしているのか」という原点に立ち返り、家造りそのものを見つめ直そうとしています。

―時代の流れも影響していますか。
福留
そうですね。2020年4月、民法改正によって「瑕疵担保責任」が廃止され、「契約不適合責任」にあらためられました。これは、購入した家の状態が契約した内容と異なっていた場合に、買主が売主に問うことができる責任のこと。改正によって、買主の権利が以前よりも手厚く保護されるようになりました。私たちが図面に沿って建てたとしても、買主(お客さま)から「こんな家だと思わなかった」と言われたら、お手上げなんです。そのようなトラブルを防ぐ対策の一つが、施工中の状況を逐一撮影して残しておくこと。つまりこれまで以上に家造りのプロセスを意識することが、社員一人一人に求められます。家造りを見直すことと民法改正のタイミングが合ったことで、ピースホームの取り組むべきことがより明確になりました。
―なかなか大変そうですね。
福留
手間が増えることは避けられませんが、お客さまはもちろん社員や業者さんの暮らしを守るためには必要なこと。コツコツと続けることで会社の信頼度が上がり、今まで以上に自信を持って家造りをアピールできるようになるでしょう。
―社員の意識も変わりそうですね。
福留
はい。会社の成長は社員の成長でもあります。家造りを通して社会に貢献しているという誇りを持てるようになれば、より楽しく仕事ができると思います。
問題が起きた時の判断軸は、『お客様にとっての最善を考える』

―榎本さんは、どのように家造りと向き合っていますか。
榎本
お客さまにとって、家は人生で最大の買い物。そしてその家は、たくさんの人の力が合わさって造られます。しかし、その過程で想定外の事態が発生することも。そんなとき、私が基準にしているのは、お客さまにとってどうすることが最善かということ。このことだけは決してブレずに家造りと向き合っています。
―現場の雰囲気や社員の仕事ぶりはどう感じていますか。
榎本
現場では、業者さんや大工さんが一丸となっていい家造りを目指しているのをすごく感じますし、社員も熱い思いを持って仕事をしています。現場の声を会社に持ち帰り、次に進めるように働きかけることも私の役割だと思っているので、社員とも積極的に話をするようにしています。
―今後の目標を教えてください。
榎本
まだまだ力不足で、業者さんや大工さんに迷惑をかけることもしばしば。もっと知識を増やして経験を積み、家造りを通して恩返しをしたいと思っています。お客さまに対しては、家族の命を守るため高性能・高品質であること、暮らしやすさだけでなくデザイン性にも優れていることなど、ピースホームの家造りのよさを堂々と伝えられるようになりたいです。お客さま・ピースホーム・社員・協力業者・地域が幸せになれるようビジョンの実現に向けて頑張ります!

―最後に、社長から社員にメッセージをお願いします。
福留
家造りにとことんこだわり、建築のやりがいや面白さをたくさん見つけてほしいです。課題は多々ありますが、今まで以上に職場の環境を整えバックアップしていくので、一緒に乗り越えていい景色を眺めましょう!