3000万で建てられる注文住宅とは?平均価格や建築費用を抑えるコツを紹介 | 宮崎の工務店ピースホーム
3000万で建てられる注文住宅とは?平均価格や建築費用を抑えるコツを紹介

3000万で建てられる注文住宅とは?平均価格や建築費用を抑えるコツを紹介

予算3000万 家づくり

投稿日:2023年7月14日 更新日:2023年7月14日

3,000万で家を建てる?注文住宅の価格構成を紹介

注文住宅の価格構成は、大きく3つに分けられます。1つ目は建物本体工事費です。建物本体工事費とは、基礎・柱・梁・屋根など、躯体全体の工事費になります。もちろん、内外装の仕上げやキッチン・ユニットバスなどの設備関係も建物本体工事に含まれています。家づくりの総予算の中でも約7割を占めているのがこちらの建物本体工事費になります。続いて2つ目が、付帯工事費用です。付帯工事とは、建物に関連した費用のことです。例えば、建て替えをご希望のお客様であれば、建物の解体工事が発生します。解体工事は建物本体工事費ではありませんので、付帯工事費用になります。また、地盤が弱い土地では地盤改良をしなければいけません。この地盤改良費も付帯工事になります。このように建物本体に付帯した費用を付帯工事費といいます。最後3つ目が、諸経費です。諸経費とは、工事以外でかかる費用になります。例えば、登記費用や印紙代、火災保険費用などが諸経費になります。

 

総額を出してみよう

キッチンやお風呂などの水回り設備や照明、エコキュート、省令準耐火など標準仕様と言われるものが含まれた状態の場合で、坪単価平均75万円で計算してみましょう。例えば、30坪の家づくりとした場合は、建物2,250万(75万円×30坪)、付帯工事500万、諸費用300万、総額3,050万が大まかな内訳です。また、この他にも土地をお持ちでない方は土地代がかかってきます。土地代が1,000万だとしたら、総額4,050万円ということになります。かなりの高額な費用になりましたね。しかし、補足として付帯工事の内容すべてがかかるわけではありません。地盤改良が必要ない場合は工事費はかかりませんし、外構工事も予算が足りない場合はあえてやらない方もいらっしゃいます。資金的に余裕が出てから、ご自身で少しずつやっていくというケースです。また、設計力のある住宅会社では、建物を小さくしても狭く感じさせないように魅せることが可能なので全体的に費用を抑えることも可能です。総額を出す場合の注意点ですが、坪単価だけでは一概に高い安いを判断できません。よくある事例として、坪単価は安いが追加で費用がかかるケースです。総額を出す際は、住宅会社に直接相談してから判断されることをおススメしています。
 

注文住宅の平均価格は?

ピースホームの場合、建物価格1,900~3,000万でお家づくりされる方が多いです。建物価格には「標準仕様」とされている、キッチン、トイレ、バスルーム、エコキュート、照明や、省令準耐火なども含まれています。また、土地をお持ちでない方は土地代金が別途必要となります。それでは、世間一般的にはどのくらいお金がかけられているのか見ていきましょう。
 

データで見る注文住宅の平均予算

国土交通省が実施した「令和3年度 住宅市場動向調査 報告書」によると、土地も購入された新築住宅の平均額は5,112万円でした。土地の購入を含めない場合は、3,343万円となります。予算3,000万は、土地代も含めての場合だと全国平均額からすると大幅に低い数値です。土地の購入を含めない場合だと、平均値に近い数値になりますね。土地を持っていない場合や、自己資金が少ない場合は予算を抑える工夫が必要になるかもしれません。また、土地探しからある程度建築できそうなエリアを絞り込むとよいでしょう。

2階建てより平屋のほうが割高

平屋を建てる場合、土地の広さを確保することが必要のため、建築希望のエリアにもよりますが金額が跳ね上がる可能性があります。広さを確保するということは、比例して土地費用が高額になってきます。予算は限られているため今度は建物費用を抑えなくてはいけなくなってしまいます。漠然と「広い土地がほしい」ではなく、お庭で何がしたいのか、車は何台分必要なのかなど、具体的に考えた資金計画に沿った家づくりが大切です。平屋は、土地費用の他にも基礎や屋根の面積が広いため、坪単価が高くなりやすいです。特に宮崎県の場合はコンクリートが費用が高いことや、屋根の面積も増えることから、2階建てよりも平屋の方が高くなりやすいと言われています。ただ、調整は可能です。自分たちの叶えたい事に優先順位をつけ、住宅会社さんと密に資金計画をしていきましょう!
 

予算3,000万ではどんな家が建てられる?

つづいて予算3,000万で建てられるお家についてご紹介していきます。

建築費3,000万円の坪単価目安

坪単価は、建物本体工事費の1坪あたりの金額のことです。設備関係や建築材料のグレードが高いほど、坪単価も高くなります。また、実は「坪単価」という言葉の意味、中身は正確に決められていません。住宅会社さんによっては、住宅設備を入れてない建物価格のみで「坪単価」とお話しされるところもあれば、水回りなど住宅設備も入った状態で「坪単価」とお話しされる会社さんもあります。「坪単価」には何が含まれているのか、お見積りを依頼する際に住宅会社さんへ質問されるといいと思います。今回は、「平成30年住宅・土地統計調査」から計算してみましょう。戸建ての床面積の全国平均は約38坪とされています。建物本体工事を2250万円の場合、「2,250万円÷38坪=59.2万円」となります。59.2万円という数値は、令和5年の現在からすると安い坪単価だと言えます。建築することは可能ですが、グレードは低い方でしょう。こちらは、予算3000万円では性能の良いお家を建てられないという意味ではありませんので、誤解しないようお気を付けください。

建築費3,000万円で建てられる家のイメージ

建築費3,000万円(土地代は含まない)であれば、高性能でデザイン性にも優れたお家を建築できます。外観もシンプルな形状だけでなく、こだわった外観にすることも可能です。また、キッチン設備もグレードの高い設備を採用することができます。二世帯住宅でも十分建築可能です。耐震等級3や高気密高断熱のお家を建築できるでしょう。銀行さんにも寄りますが家具も一緒に購入する余裕もあるかと思います。しかし、予算には必ず限りがありますので、すべてを叶えられるわけではありません。コストを削減できる部分は削減して、こだわりたい部分に予算をかけるようにしましょう。

構造は木造の家が多い傾向に

木造住宅には、実はメリットが多く全国的にも木造住宅を選択されるお客様が多いです。まず最大の理由としては、建築コストが抑えられるということです。価格が高騰なコンクリートに比べると材料費が安価で、かつ自由度の高い設計が魅力です。将来的にもリフォームがしやすいと言われています。また、木が本来もっている特性を活かし、調質効果や断熱性にも優れたお家づくりが可能です。耐火性にも優れており、火災が起こったとしても、ゆっくりと時間をかけて木の内部まで燃えるため、すぐに家が崩れ落ちてしまうことも少なく、家の形がそのまま保たれていることが多いです。

ファミリー世帯や二世帯住宅も可能

建築費3,000万円(土地代は含まない)であれば、広々としたお家を建築することができます。家族構成やどんな生活をしたいのかにもよりますが、4~6人家族だと26~35坪、二世帯住宅だと、6~8人だと35~45坪でお家づくりされる方が多いです。よくご家族のご希望として多いものは、ご家族で過ごすことの多いリビングを快適に広くしたいとご要望頂きます。リビングを中心に、寝室やお子様部屋、キッチンなどの水回りをどう配置していくか、二世帯の場合はリビングや水回りは共通なのか、別なのか。ご家族によって暮らし方は全く違います。ご家族の暮らしに焦点を当て、どんな暮らしをしたいのか、工務店の担当者の方と一緒に家族会議を開いてもいいかもしれませんね。

耐震性能や気密性能はハウスメーカーによる

各ハウスメーカーさんによって大事にされているものが違うので、グレードの高い標準仕様が入っていたり、オプションで追加できたりと様々です。気密断熱に関しては、何を使っているのかだったり、C値UA値と数値化されていること多いので、ハウスメーカーさんに確認してみると分かりやすいと思います。また、耐震性能に関しては、住宅を建築するうえで定められている耐震等級1以外に、消防署や病院など災害が起こった時に復興の中心となるような場所に設定されている耐震等級3のお家を建てることが可能です。耐震等級3のお家は、構造計算だけでなく(耐震等級3相当は構造計算まで)、証明書までついていると地震保険も安くなりますので、こちらも合わせて確認してみてくださいね。

床暖房・食器洗い乾燥機は標準オプションな場合もある

建築費3,000万円(土地代は含まない)であれば、床暖房と食器洗い乾燥機を設置することも可能です。また、ハウスメーカーによっても異なりますが、床暖房や食器洗い乾燥機は標準仕様としているハウスメーカーさんもあります。標準仕様になっている場合、そこに住むご自身たちの生活を考えて本当に必要なのか?一度考えてみましょう。必要でない場合は標準仕様から外せるのか、確認しておく必要があります。なぜなら費用を抑えることができるからです。また、標準仕様に入っていない場合は、オプションで採用すると追加費用がかかりますので、いくらになるのか確認しておきましょう。床暖房に関しては、地域の特性も考慮した上で採用するかどうかを判断しましょう。ピースホームの場合は、食器洗い乾燥機を標準仕様とさせて頂いており、必要でない場合は外すことも可能です。

3,000万の家の間取りの例を紹介

つづいて建築費約3,000万円で実現した実際のお家の間取りをご紹介していきます。

2階建ての家の間取り例

こちらは35.06坪のお家です。ご家族の趣味を存分に楽しめ、防犯面も意識した家づくりをさせて頂きました。家事ラク動線を実現し収納も豊富ですが、なんといってもインナーテラス&バルコニーが圧巻のお家です。お子様を撮影した写真や、趣味で集めたものを飾るスペース、籠り部屋を作ったり、ご夫婦一緒の趣味であるお酒を楽しめるバルコニーやカラオケができる和室など、お施主様の希望をたくさん詰め込みました。また、防犯面のことも考え、全て壁で囲み、窓もできるだけ少なく、かつ人が入れない大きさで設計しています。

 

二世帯住宅の家の間取り例

こちらは45.58坪の二世帯住宅の平屋です。二世帯住宅でも「長屋」タイプの間取りで、家族のプライベート空間が確保された住まいをご提案させて頂きました。敷地の大きさも限られている中での平屋2世帯住宅ではありますが、世帯ごとに別々の玄関となっており、居住空間も繋がっていません。一つ屋根の下ではありますが、しっかりとプライベート空間が確保されつつ、何かあった際にはお互いに助け合える距離で、人気の高い二世帯住宅の間取りになります。また、世帯ごとのそれぞれの暮らしがより快適になるように家事ラク導線を考慮して設計しています。

 

建築費用を抑えるコツは?

少しでも建築費用を抑えたい!では、どうすれば抑えられるのか?注文住宅は工夫次第で建築費を抑えることができます。建築費用を抑えるコツについてご紹介していきます。

資金計画を見直す

建築費を抑えるコツとして、まずは一度立ち止まり全体的な資金計画を見直してみることがおススメです。理想を叶えたいという気持ちが高くなり、ついオプションを思っていた以上に追加してしまったり、予算額オーバーになってしまうことがあります。優先順位の見直しと、他に安価なもので代用は聞かないのかなど、住宅会社さんとも相談しながら進めていきましょう。きちんと家族の気持ちや理想に寄り添ってくれる住宅会社の担当者さんに、お家づくりのパートナーとしてお願いしたいですね。

外構を抑える

資金計画のバランスを見た時に、一番費用を抑えやすいのは「外構」です。「家回りを全てコンクリートにしたい」「家を囲うように全面にフェンスをつけたい」「お庭全体を人工芝にしたい」などのご要望が多いのですが、コンクリートやフェンス、人工芝は広い面積で採用すればするほど値段も高騰化していきます。コンクリートであれば車を駐車する箇所にのみ、フェンスは周りの目線が気になる箇所のみに、人工芝はお子様が遊ぶスペースのみなど、必要な箇所に必要な分のみ施工することで費用を抑えることが可能です。

付帯工事を抑える

付帯工事も実は費用を抑えるポイントです。ウッドデッキやタイルデッキ、樹脂デッキなど、そのまま住宅会社へお願いするのではなく、外構業者さんへお願いしてみると価格が抑えられる可能性が高いです。また、「施主支給」が可能なものもありますので、こちらは住宅会社さんと相談しながら進めていくことをお勧めします。

外観をシンプルにする

外観は、シンプルな四角や長方形などであればコストを抑えることができます。外壁にこだわりすぎて凹凸が多くなってしまうと、その分外壁材や屋根の面積も増えてしまいますので、価格は高騰していきます。あまり複雑にしてしまうとデザイン性も悪くなる可能性があるため、注意が必要です。シンプルな四角い形でも塗り壁を採用することで洗練されたデザインになります。
 

【予算別】注文住宅の比較

予算別に、どんな家が建てられるのかを一目で分かる図にまとめました。おおよその目安としてご参考にしてください。
こちらの表を見ても分かると思いますが、建築費3,000万円は、あまりにも高額なもの以外であればおおよそのご希望を叶えることができます。広さだけでなく、性能やデザイン性もこだわることができますので、お客様のご希望にも寄りますが満足できる家づくりができるはずです。建築費2000万円台でも、決して悪い家が建つわけではありません。2000万円台後半であればある程度は理想を叶えることができます。また、理想を叶えれるかどうかは住宅会社の設計力にも偏りますので、ご依頼される住宅会社で理想の家が建つのか冷静に見極めてみて下さい。ちなみにピースホームでは2000~3000万でお家づくりされる方が平均です。

注文住宅 新築一戸建てを建てるならピースホームにお任せ

ピースホームは、「好きと暮らす」をコンセプトに、一人一人のお客様の好きをカタチにする家づくりをしています。インテリアが好き、スポーツが好き、釣りが好き、サーフィンが好き、キャンプが好き、車が好き、バイクが好き、家事が好き、家族が好き、など、これまでお客様が大事にしてきた暮らしの中の好きをこれからも楽しんでいただきたいと考えています。そんなお客様の理想を叶えるために、ピースホームでは建築家とコラボレーションしています。また、高性能な標準仕様も採用し、安心で快適な暮らしを実現できます。毎月無料相談会も行っていますので、お家づくりで何から始めていいか分からないお客様もお気軽にご相談下さい!

まとめ

今回は、予算3,000万での家づくりについてご紹介させていただきました。いかがだったでしょうか?家づくりはワクワクして楽しい反面、大きなお金が動くので心配や不安の声もとても多いです。まずは一番の心配要素である「お金=予算」をどのようにお家づくりに分散していけばいいのか計画を立て、相談しながら進めていきましょう!また、資金計画やライフプランを事前に行うことで、お金の心配をせず家づくりを楽しむことができますよ。

この記事の編集者

濱畑凱斗

宮崎市江平本社で住宅アドバイザーをしている濱畑です。今後も家づくりをお考えのお客様に役立つ情報を発信していきます。他の家づくりコラムもぜひご覧ください!

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